情報学部の太田直哉教授に、はやぶさ2プロジェクトから感謝状が授与されました
日本の宇宙探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」から当初の予想以上の岩石を持ち帰り、大きな成功を納めたのは記憶に新しいところです。このプロジェクトが今年度末で終了するにあたり、情報学部の太田直哉教授に感謝状が授与されました(図1)。
探査機は小惑星にタッチダウンして岩石を持ち帰りますが、その着地点は安全に岩石のサンプルが採取できる地形の場所である必要があります。しかし小惑星は遠方のため、その地面の形状は地球からでは計測できません。そこで小惑星に近づいてから多数の写真を撮り、その写真より地形を復元してタッチダウンに適した場所を選定します。太田教授は画像処理を専門としており、この写真からの地形復元手法について、このプロジェクトの初期にほんの少しだけお手伝いしました。図2は開発した手法によって、小惑星のモデル(リュウグウではありません)を使い、地面の形状を復元しやすい場所を計算した結果です。
(図1)
(図2)