大学院理工学府物質?生命理工学教育プログラム博士前期課程2年生の平形政菜さんが、第16回日本分子イメージング学会総会?学術集会にて優秀発表賞を受賞しました。
2022年5月26、27日に京都大学百周年時計台記念館で開催された第16回日本分子イメージング学会総会?学術集会において、大学院理工学府物質?生命理工学教育プログラム博士前期課程2年生の平形政菜さんが優秀発表賞を受賞しました。受賞演題は「ベンゾチエニルピリジン類を配位子に有するIr(III)錯体を用いた肝臓組織内の酸素分圧イメージング」で、指導教員である吉原利忠准教授との共同研究による成果です。
本研究は、肝臓組織内の酸素分圧をイメージングするためのイリジウム錯体を設計?合成し、共焦点りん光寿命イメージング顕微鏡を用いて、肝小葉の酸素分圧および分圧分布をイメージングした結果について発表しました。本研究成果は、生理的負荷が生じた際の肝臓内の酸素分圧変化を単一細胞レベルでリアルタイム追跡することが可能であり、薬剤投与による肝実質細胞内の代謝過程変化を明らかにするイメージングツールとして利用できることが期待されます。