大学院理工学府分子科学部門 石井希実助教が第43回日本糖質学会にて日本糖質学会奨励賞を受賞しました
2024年9月12日?14日に慶應義塾大学日吉キャンパスで開催された第43回日本糖質学会年会にて理工学府分子科学部門 石井希実助教が第27回日本糖質学会奨励賞を受賞しました。
本賞は、糖質科学の分野で優れた研究成果を挙げた満40歳以下の研究者に対して与えられるものです。
受賞テーマは「糖鎖分子ブロープを用いた糖質関連酵素の簡便な活性検出法の開発研究」です。
本研究では、化学生物学的アプローチにより、これまで活性検出が困難であった糖加水分解酵素(エンド–β–N–アセチルグルコサミニザーゼ:ENGase)の酵素活性を世界で初めて高感度かつ簡便に、リアルタイムで検出することを可能としました。本手法は短時間で多サンプルの解析が可能なため、新規ENGaseの探索やENGaseが関係する疾患(NGLY1病)の創薬スクリーニングに展開されるなど、高く評価されています。
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